きれいな歯をつくるのに効果的な栄養素!笑顔美人は口元から


笑顔が素敵な人って印象に残りますよね。

その笑顔を構成する要素のひとつは「歯」です。

きれいな歯は、笑顔をより素敵にしてくれます。

ここでは、「きれいな歯」を作るために必要となる栄養素についてをご紹介いたします。

「きれいな歯」ってどんな歯のこと?


「きれいな歯」と聞いて思い浮かぶのは、どのような歯ですか?

  • 歯並びが美しい
  • 歯が白い
  • 歯や歯茎が健康的

などいろいろありますね。

歯並びやホワイトニングについては歯医者さんに見てもらうのが一番ですが、歯や歯茎を健康的に保つことは自分自身がちょっとしたことに気をつけることで改善できる場合があります。

では、どのような点を意識すれば良いのでしょうか。

きれいな歯になるために必要な栄養素はコレ!


健康で丈夫な歯を作るには、必要な栄養素があります。

「歯」といったら一番に思い浮かぶのはカルシウムですよね。

でも、実はそれだけではありません。

あわせて摂ったほうが良い、それ以外の栄養素についても見ていきましょう。

カルシウム

カルシウムは、歯の一番の原料となる栄養素です。

歯から溶け出してしまったミネラルを唾液が元に戻す「再石灰化」を促し、歯の表面のエナメル質を硬く丈夫にしてくれる役割を果たします。

これにより、初期の虫歯であれば自然治癒で元の健康な歯に戻せることもあるのです。

インスタント食品や加工品などに多く含まれるリンも歯の再石灰化に必要な要素ですが、カルシウムと一緒に摂取するとカルシウムの吸収が阻害されてしまうので注意が必要です。

ビタミンD

ビタミンDは、体内で効率的にカルシウムを摂取するために一緒に摂ると良いとされています。

腸管内でカルシウムの吸収を助け、骨や歯を形成したり成長を促したりする作用を持っています。

ビタミンA

歯の表面のエナメル質を強化するのに必要な要素といえば、ビタミンA。

不足すると歯の成長が遅れ、エナメル質の形成に障害が出てしまいます。

また、ビタミンAには抗酸化作用も含まれているので虫歯予防以外にも積極的に摂ると良い成分です。

ビタミンC

ビタミンCは、エナメル質の内側にある象牙質をつくる栄養素のひとつです。

カルシウムと並び、虫歯に負けない強い歯を作る基盤となるものなのでこちらも積極的な摂取が好ましいとされています。

また、ビタミンCは歯茎の主成分であるコラーゲンの生成にも欠かせません。

「コラーゲン合成促進効果」があるため、壊れたコラーゲン線維を再生し歯周病の予防にも役立ちます。

たんぱく質

たんぱく質もコラーゲンの生成に必要な成分です。

人や動物の体の土台となっているのはたんぱく質です。

いくら歯が丈夫であっても、土台である歯茎がしっかりしていなければ健康な歯は保てません。

歯の周りを支える丈夫な歯茎をつくるためには欠かせない栄養素です。

マグネシウム

マグネシウムは、カルシウムの吸収を助ける成分のひとつです。

虫歯や歯周病になると、歯や骨からマグネシウムやカルシウムなどのミネラルが奪われてしまいます。

マグネシウムが不足し続けると、歯周病の悪化や唾液の質の低下を招いたり、歯の質が柔らかくなることでさらに虫歯になりやすくなとされています。

また、マグネシウムは代謝とも深い関係にあり、不足すると代謝異常によって口内炎やドライマウスなどの病気を引き起こすこともあります。

カルシウムとマグネシウムは2:1の割合で摂ると良いとされているので、バランスよく摂取したいですね。

歯の健康に良い食べ物とは


健康で美しい歯を保つためには、カルシウムのみならず、ビタミンやたんぱく質、マグネシウムなどのミネラルをバランスよく摂取することが大切です。

サプリメントなどを活用する方法もひとつですが、できれば日々の食生活から摂れるのが理想ですよね。

歯の健康に良いおすすめの食べ物をいくつかご紹介いたします。

クリームシチュー

シチューの代表的な材料といえば、じゃがいも、にんじん、ブロッコリー、鶏肉、牛乳などですよね。

これらにはビタミン、たんぱく質、カルシウムが豊富に含まれています。

バランスよく栄養を摂るのに最適なメニューです。

さらに、かぼちゃなどの緑黄色野菜や大豆、鮭などを加えてもおいしくいただけて栄養価もアップします。

ご飯を白米から玄米に変えると、マグネシウムも摂ることができますよ!

ひじきの五目煮

ひじきをはじめとする海藻類にはカルシウムやマグネシウムがたっぷり。

そこに、ビタミンAのにんじん、たんぱく質を含む大豆や油揚げ、鶏肉や豚肉などのたんぱく質、干し椎茸を使うとビタミンDもいっぺんに摂ることができます。

食物繊維のこんにゃくもプラスすれば、老廃物を排出し体のめぐりも良くなります。

フルーツヨーグルト

熱に弱いビタミンCは果物から摂るのがおすすめです。

りんごやキウイフルーツ、いちごなど、ビタミンCが豊富なフルーツにプレーンヨーグルトを合わせれば一緒にカルシウムも摂れますね。

酸っぱいのが苦手な人は、そこにハチミツをトッピングするとビタミン類やカルシウム、マグネシウム、リンや鉄などのミネラルも追加できます。

スプーン1杯程度をかけて食べるのも良いでしょう。

生まれる前からの準備も大切


丈夫な歯を目指すなら、実は生まれる前、お母さんのおなかの中にいる時からの準備が大切ということをご存知でしょうか。

生まれたばかりの赤ちゃんには歯がないのに「なぜ?」と思いますよね。

歯の芽というのは、赤ちゃんの体を作る時期に一緒に作られているのです。

そのため、お母さんは妊娠中、さらに言えば妊娠前からカルシウムやビタミンはもちろんのこと、鉄、マグネシウムといったミネラルや葉酸など体の組織づくりに大切な栄養素をしっかりと蓄えておく必要があるのです。

赤ちゃんの将来の丈夫で健康な歯のためにも、日頃からバランスのとれた食生活をしてあげたいですね。

美歯に効果的な栄養素のまとめ

おしゃれは足元から、笑顔美人は口元から!

歯の健康はカルシウムだけでは守れません。

バランスの良い食事は歯だけでなく、元気に毎日を過ごすのにもとても大事なことですよね。

一生ものの歯を健康に美しく保つためにも、食事から見直してみてはいかがでしょうか。

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