食事を抜くと、健康や美容によくない影響を与える場合があるため注意が必要です。
毎朝時間がなくて食事がとれない。
食べたほうがよいとわかっているけど、ダイエットのために食事を抜いてしまうという人もいるでしょう。
そんな人には、おにぎりひとつを食べることをおすすめします。
本記事では食事を抜くことによって表れる症状や、おにぎりのもつパワーについて紹介します。
コンビニで気軽に買える具材の効果についても解説しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
食事を抜くことによる悪影響
毎日忙しくてついつい食事を抜いてしまうという人や、ダイエットのために食事の回数を制限しているという人も少なくありません。
ですが食事を抜いてしまう行為は、身体にとってさまざまな悪影響を及ぼすため、決しておすすめできることではありません。
日常的に食事を抜いていると、徐々に以下のような症状が表れるようになります。
- 口臭がきつくなる
- 頭の働きが悪くなる
- お肌や髪の毛が傷んでボロボロになる
- 太りやすくなる
朝食を抜くと口臭がきつくなりやすい
朝食を抜きがちな人は、口臭に注意が必要です。
朝、なにも食べない状態でいると、胃が空っぽの状態のまま膵液が分泌されます。
本来食べ物を溶かす働きをする膵液ですが、胃に何もない状態で分泌されると膵液自体が分解され、口臭へとつながるガスが発生してしまうのです。
さらに朝食を抜いてしまうと唾液も十分に分泌されないため、口の中の雑菌も増殖しがち。普段から食事を抜きがちで口臭が気になるという人は、まずは朝食をとることからはじめてみるとよいでしょう。
ブドウ糖が不足して頭の働きが悪くなる
食事を抜くと、脳が十分に働くために必要となる栄養素が不足しがちです。食事の感覚が空いてしまうと、あっという間に足りなくなってしまうのです。
脳はブドウ糖をエネルギーとしているのですが、このブドウ糖は体内に蓄積してくことができません。
しっかりと脳をはたらかせるためにも、一定の間隔でブドウ糖の摂取が必要となるのです。
栄養が足りず髪の毛や皮膚に栄養が届かなくなる
身体へと入ってくる栄養成分が少なくなると、生命維持に関係のない部位へ送られる栄養が制限されるようになります。
髪や皮膚、爪などは生命維持にかかわりのないパーツのため、食事を抜けば抜くほど栄養がいきわたらなくなります。
結果、髪はパサつき肌はボロボロに荒れてしまうのです。
絶食や○○抜きダイエットなどで体重は減ったものの、不健康そうに見えるのはこうしたことも大きく影響しているといえるでしょう。
痩せるどころか太りやすくなってしまう
さらに恐ろしいのが、食事を抜くことで太りやすくなってしまうといった症状が表れてしまうことです。
食事を抜くと身体は飢餓状態に陥ります。少しでも消費するエネルギーの量を減らし、少しずつ脂肪を蓄えるようになりはじめるのです。
ダイエットのためにと食事を抜いているのに、太りやすくなってしまっては意味がありませんよね。
痩せたいなら食事を抜かずにおにぎりを食べよう
食事を抜くと痩せるどころか、身体によくない影響や症状が出てしまいます。
できれば3食しっかりと食べたほうがいいのですが、朝時間が取れない人や少しでも摂取カロリーを減らしたいという人もいるでしょう。
そんな人には、おにぎりをひとつだけ食べることをおすすめします。
おにぎりなら食べる時間はたったの5分程度ですので、忙しい時間でも気軽に食事ができます。
おにぎりは低カロリーで栄養満点な食事
ご存知のようにおにぎりはお米と海苔、そして具材とでつくられている食べ物です。
具材によって栄養価は変わりますが、具材のない塩むすび1個であっても以下のような栄養素が補えます。
- 炭水化物
- 糖質
- たんぱく質
- 食物繊維
- ナトリウム
- 脂質(※ごくわずか)
炭水化物が中心となるおにぎりなら、脳を働かせるのに必要なブドウ糖もしっかりと補えます。
具材を入れなければ、一個当たり150kcal~170kcal程度と低カロリー。ごく一般的な具材なら、220kcal~250kcalくらいです。
おにぎりならコンビニなどでも気軽に手に入りますし、何より手軽に食べられるのが魅力です。
補いたい栄養素に合わせて具材を選べば、栄養バランスの取れた食事として活用できます。
1食抜いて調子を崩してしまうくらいなら、手軽に食べられるおにぎりで栄養を補ったほうが美容にも健康にもいいことは間違いないでしょう。
おにぎりのおすすめの具材とその効果を紹介
たったひとつのおにぎりなら、食べるのに5分もかかりません。
身近にあるような具材やコンビニでも買えるような定番具材のおにぎりの、栄養かや効果について紹介します。
梅おにぎりは疲労回復におすすめ
どんなコンビニでも購入できる、梅おにぎり。
酸味のある梅は、食欲がない時などにも食べやすくおすすめです。
梅はクエン酸がとても豊富な具材です。クエン酸は疲労物質である乳酸をしっかりと代謝し、エネルギーへと変える働きがあります。
疲れやすいかたや体力不足を実感している人は、ぜひ梅おにぎりを食べましょう。
おかかおにぎりはダイエットにぴったり
ダイエット中はできるだけカロリーを抑えたいと考えている人も多いでしょう。
そんなダイエット中のかたにおすすめなのが、おかかのおにぎりです。
おかかの原料であるカツオ節は、脂肪分わずか3%と低脂肪で高タンパクな食材。
消化にも良く胃もたれしにくく、朝食べると胃の調子がいまいちにという人にもぴったりです。
さらには脂肪の酸化や動脈硬化を防ぐビタミンEや、ミネラル、カルシウムなども豊富に取れるヘルシーで栄養価の高い具材なのです。
カロリーは230kcal程度ですので、ダイエット中も安心して口にできますよ。
鮭おにぎりはアンチエイジングに効果的
鮭はアスタキサンチンを豊富に含んだ具材です。
アスタキサンチンは、抗酸化作用に優れているほか、目のピント調節機能をサポートする働きなどもある成分です。
老化や動脈硬化の予防、目の疲れの緩和などにも効果が期待できます。
消化吸収にもよい良質なタンパク質が豊富なことや、美容と健康によいEPAやDHAなどの必須脂肪酸も摂れる優れた具材でもあるのです。
健康で若々しい体づくりを目指すなら、鮭のおにぎりを選ぶのがおすすめです。
わかめのおにぎりは美肌と健康を目指すかたにおすすめ
食物繊維やミネラルがたっぷり含まれたわかめは、美肌効果抜群の具材です。
ぬめりのあるアルギン酸を含む食物繊維は、便通を良くしてくれる効果が。毎日貯めこまずスッキリできるので、お肌もきれいになります。
またわかめに含まれるカリウムには、塩分を排出しむくみを取り除いてくれる働きもあります。
美容や健康のためにデトックス効果を得たいなら、わかめのおにぎりがおすすめです。
ダイエットのおにぎり効果のまとめ
食事を抜くと健康や美容に悪影響を及ぼすため、食事を抜くことは決しておすすめできません。
美肌や美容効果を高める健康的なダイエットを目指すなら、摂取カロリーをおさえつつ栄養もしっかり補えるおにぎりがおすすめです。
1個当たりのカロリーも非常に低いだけでなく、具材選びで足りない栄養を補うのも簡単なのが魅力。
白米を玄米や五穀米にかえたり、ごまを加えたりするだけでも簡単に栄養価を底上げすることもできます。
おにぎりはコンビニなどでも気軽に購入できますので、どうか食事は抜かず、おにぎりひとつだけでも口にするようにしてくださいね。